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仕事の効率を科学的にグーンとあげる方法

こんにちは、テイジーです。

仕事が上手くいかないって人いませんか?

そんな悩みを解決するために今回は生産性についてのいくつかの研究を紹介したいと思います。

 

目次

 

 

1.生産性とは?

 

さて皆さんは「生産性」という言葉を知っていますか?

生産性とは労働によってどのくらいの価値を生み出したかという事であります。

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もちろん、生産性が上がれば上がるほど同じ時間でより多くのお金を稼ぐ事ができます。

今回はその生産性を上げるための方法を科学的な視点から見ていきたいと思います。

 

近年では、日本でも「働き方改革」を政府が進めており労働時間が短縮され始めていますね。また労働時間の短さ、つまり残業の少なさなんかを学生にアピールしている企業も少なくないですね。

私は、まだ学生なので「働き方改革」については人伝てに聞いた話しかありませんが

しなければいけない事の量は変わらずに労働時間だけ短くなったなんて話をよく聞きます。

実は昨年の夏に上場企業200社以上を対象に行われた調査では働き方改革への満足度は約半数が効果を得られないという結果でした。 

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                                                                                       (出典:デロイトトーマツ報道発表)

また効果を感じられた中の半数近くが満足を得られなかったという結果になっています。

いかにして従業員の負担を減らし利益もだせばいいのか?ここが企業が取り組むべきポイントですね。そこを中心に考えていきましょう.

 

2.幸せになると生産性が上がる!

 

皆さんは今、幸せですか?「とっても幸せなんて方」少ないのでは無いでしょうか?

 

2018年3月14日に「世界幸福度ランキング2018」が発表されました。はてさて気になる日本ランキングは何位だと思いますか?ちなみに対象となる国は全部で156ヶ国です。

 

先進国であり安全性も高い我が国、日本の順位はズバリ「51位」でした。皆さんはこれを見てどう思いますか?付け加えるとポイント的には1位のフィンランドの約半分となっております。

もちろん全てがこのランキングで決まるとは思いませんがポイントの観点から見ると日本人はフィンランド人の半分しか幸せではないという事ですね。

 

実はこの幸せも生産性に大きな影響を与える事が分かっているのです。

ある研究によると幸せな社員はそうでない社員より生産性が31%も上がるという結果が出ているのです。

 

これは、幸せな人の脳内で分泌されるホルモンや脳内物質が関係しています。その一つである「ドーパミン」は学習機能や集中力を高めてくれる働きがあるのです。

 

以前に紹介したデンマークという国は週の労働時間が37時間以内と法律で決められています。

そんな短い時間で企業は大丈夫なのか?と思うかもしれませんがそれには生産性が関係しているのです。

さらにデンマークは世界幸福度ランキング2018では何と「3位」と非常に高い順位であるのです。

デンマークの事をもっと知りたい方ははこちらの記事をご覧ください。

 

chikkun.hatenablog.jp

 

では具体的に企業はどのようにして従業員を幸せにしたらいいかを紹介していきたいと思います。

 

脳をポジティブに鍛える方法

 ①毎日の新しいいい事を3つノートに書く

 これを行うと脳がポジティブな事を探そうとするようになります。

 

②日記に起こったポジティブな出来事を書く

 これをする事で脳がそのポジティブな出来事を追体験しポジティブになります。

 

③適度な運動

 運動はホルモンを出す上でとても重要な事です。特に有酸素運動ドーパミンだけでなく、幸せホルモンであるセロトニンの分泌にも繋がります。

 

④瞑想をする

 瞑想をすると私達の頭の中で起こってしまう意図しないマルチタスク、ようするに雑念なんかを取りことができます。

 

⑤親切な行動をする

 なんでもいいので親切な行動を取れるように心がけてください。誰かにありがとうと言うとかでもいいです。

 

これらを21日間続けるだけで脳の回路が幸せを見つけるためにシフトするのです。

 

人が幸せになる仕組みなど詳しくはこちら記事をご覧ください。

 

chikkun.hatenablog.jp

 面白いTEDスピーチも紹介されているので読んで見てください。

 

3.報酬と生産性の関係性

 

 

皆さんは、何かを成した報酬がでるなんて状況に置かれたことありませんか?

いい成績を残したら図書カードやQUOカードが貰えたりなんて事も社会ではよく目にしますよね。

 

ドゥンカーという心理学者が行った実験ではこの報酬システムと生産性の関係性がとてもよくわかります。

その実験は「ロウソウ問題」と呼ばれています。実際にやってみましょう。

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この絵のようにロウソウと1束のマッチ、一箱の画鋲があるとします。

これらを使ってロウソウがテーブルに垂れないようにコルクの壁に固定してくださいという問題です。

皆さんはわかりますか?

 

正解は、画鋲を箱から出して箱を画鋲で壁に固定しその上にロウソウを置き火をつけるです。そうすればロウソウは壁に固定できてロウソウもテーブルにはたれませんよね。

 

多くの人がこれを答えるのに時間が掛かってしまいますが例えば元々画鋲が箱から出ていたらどうでしょうか問題はたちまち楽勝になってしまうのです。

これがロウソウ問題です。

 

次にサム・グラックスバーグがこのロウソウ問題を使って行った実験あります。

それは2つのグループにこの問題を解かせるのですが1つのグループにはただ平均時間を測るためと教え、もうひとつのグループには早く出来た人には報酬を与えると言ったのです。

 

皆さんはどちらのグループが早く出来ると思いますか?

 

結果は報酬を用意されたグループが平均で3分以上余計に時間がかかりました

 

また画鋲が箱に入っていない時のロウソウ問題を同じ条件で2つのグループに解かせた所こちらでは報酬が用意されたグループの方が早く終わったのです。

 

つまり単純でシンプルな作業では報酬があれば効率は上がるのです。

しかしその作業に少しでもクリエティブな作業が含まれると報酬は役に立たず、時には悪影響を及ぼすのです。

 

私はこの話を聞いた時、衝撃的でした。私の行っている大学でもグループワークで1番になればお金が貰えます。

社会では働いて欲しかったらボーナスであれなんであれ報酬を与えるのが当たり前でした。

 

でもそれは、この21世紀の作業での生産性という面では間違いだったのです。

 

単純でシンプルな作業は20世紀的な仕事と言い換える方ができ、クリエティブな作業は21世紀的な仕事と言い換えることが出来ます。

この21世紀的な作業を行うに当たって成果主義はもはや捨て去るべきなのです。

 

4.まとめ

世の中には当たり前と思われているけど実は間違っていることなんかは多々あります。更に色々な事が研究され新しい事実なども発見されたりしています。

今回は生産性のを向上させる方法について言及しましたが他にも色々な科学をご紹介できればなと思っています。

 

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ではでは