「デンマーク」という国の働き方と「ヒュッゲ」という文化
こんにちは、今回は「デンマークという国の働き方とヒュッゲという文化」についての記事です。
皆さんはデンマークについてどこのくらいご存知でしょうか。
ちなみに私はここに書いてあること以外ほとんどしりません(笑)。
デンマークは福祉の充実した国で消費税も25%と税率がとても高いのですが医療費や大学院までの教育費などが無料、さらには全ての学生に月8万円が支給され介護も国が行なっているので国民は納得しているようです。
さらにデンマークは世界の幸福度ランキングで何度も1位を獲得した事がある幸せの国なのです。
この幸福度ランキングNo.1の背景にはデンマーク人が人生の軸としている「ヒュッゲ」という考え方が関係しているのです。
デンマーク人のもつヒュッゲという考え方は日本語に適切な訳はありませんが説明するとすれば心地の良い時間やこころの安らぎなんてところでしょうか。
もちろん日本にもヒュッゲな事があります。それは、友達とたこ焼きパーティーをしたり温泉に入っておしゃべりをしたりと行ったこともデンマーク人から見ればヒュッゲなのです。
このデンマーク人の暮らしそのものと言ってもいいヒュッゲですが実は働き方にも取り入れられているのです。
デンマークの企業では会社の中に色々なお菓子が置いてあるコーナーやちょっとしたゲームコーナーがある事が多く休憩時間には同僚とお菓子を食べたりゲームをしてリフレッシュをしたりします。さらにランチは、同僚みんなが同時に同じテーブルで食べるという企業もあるみたいです。
デンマークでは週の労働時間が37時間までと法律できめられています。
日本人の1年の労働時間と比べると日本人が約1700時間でデンマーク人は1400時間と300時間も差があります。1人当たりのGDP(国内総生産)も日本が453万円なのにたいしてデンマークは543万円と100万円近くも差があります。
日本も働き方改革などで残業が減ってきているにしろ驚きですよね。
デンマークでは有給休暇の取得率もほぼ100%で年に5週間もの有給休暇が取れます。
フレックスタイム制の導入率もほぼ100%であり仕事が終われば午後3時に帰る人もいて同僚も手を振って送り出してくれます。
日本では働き方改革が進み多くの企業で残業が減りましたが残業が減って早い時間に帰ってもやる事が無くて公園などでフラフラしているサラリーマン、通称「フラリーマン」が増えているらしいです。
ではもっと早く帰るデンマーク人は何をしているのでしょうか?
デンマーク人は会社が終わると学校などによって子どもを迎えに行く事が多く、家に帰って家族と団らんする時間を大切にするのです。さらに友達と飲みに行くときも家族との時間も大切にしたいのでお互いに一度家に帰ってからまた集合するそうです。流石、ヒュッゲが根付いた国デンマークですよね。
でもデンマークでは税率が高く労働時間も短いとなると使えるお金が無いのでは?と考える人もいますよね。
実はデンマークは労働生産性が高いのです。労働生産性とは1人の人間が1時間あたり生み出す事の出来る価値のことです。
日本の生産性は1時間あたり約5000円でデンマークの生産性は1時間あたり約7700円となっているため貰えるお給料も少なくはならないのです。
如何だったでしょうか皆さんの知らなかったデンマークという国の良さ伝わっていたら幸いです。
皆さんも暮らしにヒュッゲ取り入れてみてはいかがでしょうか。
ではでは